「売りたい空き家があるけど、不動産会社に相談しても断られてしまう、、」
「空き家をどうにかして売りに出したい、、」
実家を相続したものの、結果的に空き家になってしまい、
不動産会社に売りに出したいという人は、大きな負動産を抱えている状態と言えます。
「安易に相続したのが間違いだった」
と後悔していませんか?
本記事では空き家で悩んでいるあなたのために、下記の内容で解説していきます。
記事の内容
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- 売れない空き家の理由
- 空き家を放置するデメリット
- 売れない空き家を売る方法
本記事を読むことで、売れない空き家の対処法を知ることができ、空き家問題を即解決できるでしょう。
目次
売れない空き家の特徴
売れない空き家には特徴があります。
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- 物件が古すぎる
- 過疎地にある
- 再建築不可の土地
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まずは、あなたの空き家が上記の内容に
該当していないか確認してみましょう。
古すぎる空き家【耐震基準不適合・老朽化・低い流動性】
古すぎる空き家は売りにくいです。
理由は3つあります。
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- 耐震基準不適合
- 老朽化
- 低い流動性
古すぎる物件は新耐震基準を満たしていないケースが多く、
安全性の低さや融資の難しさから、買主が現れない可能性が高いといえます。
買主が現れないと仲介業者も買おうとは現れないので、結果的に
売れない空き家となってしまうのです。
また、古すぎる物件は老朽化によって、
- 設備の故障
- 雨漏り
- 倒壊
などといったリスクを背負う形となるため、売ることが非常に困難となります。
これらの問題から売れない空き家の流動性は低くなり、「負動産」となってしまいます。
過疎地にある
売却しようとしている空き家が、過疎地に建っていると、買主が見つからないケースが多いです。
理由は、過疎地という住みにくいエリアに住むことになるからです。
例えば、都市部などの物件は、とても人気があります。
人気の理由は、利便性です。
例えば、最寄り駅から徒歩数分の位置に建てられている物件は非常に需要も高く、すぐに買主が現れることでしょう。
一方で、地方の過疎地となると、駅から遠い場所に建てられていたり、近所に商業施設も少なく生活に不便がありその地域に住もうと思う人は少ないのです。
また、同じエリア内の人に空き家の売却を試みても、実家の家や土地を、引き継ぐケースが多いため、同じ地域に住んでいる人にも買主が現れない状態に陥りやすいのです。
このように、売ろうとしている空き家が過疎地に建てられていると、売ることは困難となります。
再建築不可の土地
再建築不可の土地も、買主が現れない空き家の特徴となります。
「再建築不可物件」とは、「都市計画区域」と「準都市計画区域」にのみ存在します。
例えば、都市計画区域と準都市計画区域で再建築を行おうとした場合、
建築基準法で定められた「接道義務」を満たす必要があります。
しかし、都市計画区域と準都市計画区域でありながら接道義務が満たされていない物件では、今後、老朽化により新たにその土地で建て直そうと試みても、再建築不可となってしまい、結果的に更地となるだけです。
建て直しができない再建築不可の物件は、当然、買主も現れないため売れない状況に陥ってしまいます。
不動産会社が少ない
売却する不動産会社が少ないことも、空き家を売りたくても売れない原因にもなります。
全国の不動産会社は71,063軒あると言われています。
その内、最も多いのは東京93.94軒です。
一方で、地方の不動産会社の数は、岩手県で25.55軒となり、東京都との差は大きといえます。
この場合、地方では売りたくても不動産会社が見つからないケースが多く、
“売りづらい空き家”+“売る会社がない”
というダブルパンチとなってしまうのです。
売れない空き家を放置するデメリット
現在、保有している空き家を売りたくても売れないからといって、
放置するのは非常にデメリットが多いと言えます。
理由は下記のようなデメリットが生じるからです。
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- 維持管理費がかかる
- 劣化が早まる
- 火災の原因になる
- 周辺住民からの苦情、行政からの注意を受ける
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上記は空き家を放置したことによって生じるトラブルとなります。
詳しく解説していきます。
維持管理費がかかる
す空き家を放置しておくと維持管理費用がかかります。
具体的には下記のような費用です。
修繕費
固定資産税
管理費
などといった費用となります。
とくに人が住んでいない住居は、人の手が加えられていない状態であるため老朽化のスピードも早いといます。
老朽化の度に、家のあちこちが壊れ修繕していると、とても大きなコストとなってしまうのです。
劣化が早まる
老朽かが早まるデメリットは金銭的な部分だけではありません。
住んでいない家は修繕が必要な箇所に気づきにくい。
気づかないまま放置した結果、家の一部が倒壊して、近所の方が大きな人身被害に巻き込まれる可能性も高くなります。
空き家を放置するということは、人命に関わる大きな被害を引き起こす原因となりかねません。
火災の原因になる
老朽化のデメリットの他に、もうひとつ懸念しなければならないデメリットは、「火災」です。
空き家を放置することで、放火やもらい火の原因にもつながります。
また、住んでいないがために火災に気づくのが遅れてしまい、被害が大きくなってしまうこともあるのです。
周辺住民からの苦情、行政からの注意を受ける
当然、周辺住民からは、上述したようなリスクを共に背負いながら生活するため、苦情が殺到する可能性もあります。
また、行政もこうした空き家の危険性を少しでも減らしたいので、家主のあなたに注意換気をしてくるでしょう。
いずれにしても、空き家を放置するデメリットは大きいといえます。
売れない空き家を売却する方法【更地にして売る・賃貸で試す・買取サービスを利用する】
売れない空き家はどのようにして売ることができるのでしょうか。
売れない空き家を売る方法は、下記の3つの方法になります。
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- 更地にして売る
- 賃貸として試す
- 買取サービスを利用する
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ひとつずつ解説していきます。
更地にして売る
一つ目の方法は、空き家を解体し更地にした後、土地のみを売却する方法です。
この方法は、家の老朽化がひどい場合に有効になります。
少しの劣化であれば少額のリフォーム費用で修繕が可能となり、リフォーム後に買主が現れるかもしれません。
しかし、あまりに老朽化がひどい状態では修繕費用が高くなってしまいます。
一度、更地にすることで、その土地に価値が生まれて買主が現れる可能性が大きくなります。
注意点としては、解体費用がかかることです。
解体費用と売却の値段を照らし合わせて検討することが大切になります。
賃貸で試す
二つ目の方法は、賃貸として出して、
実際に住んでもらう方法です。
いきなり売ろうとするのではなく、
まずは賃貸として住んでもらい、
気に入ればそのまま購入してもらいます。
この方法なら買う側の心理的ハードルを下げることができます。
買取サービスを利用する
三つ目の方法は、買取サービスに依頼する方法となります。
買取サービスとは、売りたくても売れない、いわゆる「訳あり物件」を買い取ってくれるサービスです。
例えば、「訳あり物件買取プロ」を利用することで、
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- 再建築不可物件
- 瑕疵物件
- 不整形地
など
を、査定してもらえて評価がつけば、買取成立後、最短3日で現金化が可能となります。
「訳あり物件買取プロ」は仲介ではないため、手数料は一切かかりません。
売れない空き家問題を即解決したい方は、一度、無料査定を利用するのも良い方法のひとつです。
正しい対処法を心がける
売れない空き家となると思わず目を背けてしまいがちになります。
無理もありません。
空き家問題は、現代の日本の大きな課題のひとつになっているのですから。
しかし、いつまでも目を背けることであなたを、さらに苦しめる結果となるでしょう。
記事内で紹介した売却方法を試してみるのも良いですし、買取サービスを活用して即解決させても良いです。
やり方はあなた次第になります。
まとめ
今回は、売りたいのになかなか売れない空き家をテーマに解説してきました。
売れない空き家の特徴は下記のとおりです。
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- 物件が古すぎる
- 過疎地にある
- 再建築不可の土地
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また、売れない空き家を放置することのデメリットは、下記のとおりです。
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- 維持管理費がかかる
- 劣化が早まる
- 火災の原因になる
- 周辺住民からの苦情、行政からの注意を受ける
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そして、売りたい空き家を売る方法の解決策は、
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- 更地にして売る
- 賃貸として試す
- 買取サービスを利用する
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おすすめの方法は、買取サービスを利用してみることです。
訳あり物件買取プロなら、査定、仲介手数料はすべて無料でご利用できるので、最も信頼できるサービスと言えるでしょう。